さのっちのタイの日記

このブログでは主に、タイでの仕事がどういうものか、職場エンポリアムとエムクオーティエの最新情報、そして趣味の絵やら音楽の話、そして子育てについて語ります。

タイにいる日本人学生向け就職フォーラムで講演しました!(前編)

今月に誕生日を迎え37歳になりましたがその当日、タイに留学している日本人大学生を対象にした就活フォーラムが開催され、特別講師として講演してきました。

 

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以前にも告知したこのフォーラムですが、15名(に加え主催者の学生3名)の有名大学からの学生が参加して将来のキャリアについて、意見交換をしました。終了後のアンケート結果では満足度97%という評価を頂くことができ、この結果に驚いています。大学を中退してギャップジャパンに就職し、海外に飛び出てしまった僕の話が学生の皆さんにどの様に伝わったのか、< 前編>では僕のお話しした内容を、<後編>ではその場に参加した学生の皆さんから頂いたアンケート結果を紹介して振り返ってみたいと思います。

 

 

1. キャリアの定義

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主催者のひとり、鈴木さんの定義では「キャリア=人生」とされていましたが、僕もその通りだと思っていて、今、就職活動をしている皆さんには目前の就職が必ずしも人生の最終地点ではないとお話しました。

 

これからは働いて、その報酬(お金)を得るだけで終わらない時代になるでしょう。働いて仕事からを学ぶことで次の機会(条件の良い転職や独立など)が続々と生まれてくる環境になっています。就職も独立も、何の為にするのか(目的)を考えて、それに向けての大きな流れをキャリア(人生)として設計すれば、最初の就職に対しての緊張感や、過剰な不安を取り除き将来の夢や目標も立てやすくなります。

 

また、目的は時代背景や状況により変化することも知っておいてください。自分自身の成長や心境など内的な変化だけではなく、家族や職場、国際関係などの外的な変化に対してキャリアを適応させるべき場面が出てきます。いつその時が来ても対応できる様に、いつでも次の仕事に活かせるような知識や技術を身につけることが大切です。

 

憧れの仕事や子供の頃からの夢を持っているなら、挑戦しても良いでしょう。そのスタートになる実現可能な最初の一歩(関連性のある就職先)からキャリアを始め、経験を重ねて目標達成まで転職や独立をしてもいいですし、途中での方向転換や、やりがいのある位置に落ち着くのも良いと思います。キャリアとは一発勝負なのではなく、積み重ねていくものです。こう考えれば、やりたい事や好きなことを仕事にするという話が、夢のような話ではないと思ってもらえるはずです。

 

2. タイ留学が就職に与える有利性

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タイに留学して学べることは沢山あるのですが、日本のほうが先進国で優位だと考えてしまい、学ぶことがないと思っているのは非常に残念なことです。

 

現在、日本の大手企業だけでなく、中小企業においてもアジア進出無しには成長が難しいと考えられており、アジア全体でも経済発展著しいASEAN諸国への進出は避けては通れない道となっています。その中のひとつ、タイへの留学経験は必ずキャリア形成において有利に働くでしょう。

 

また企業の人事部の方たちは、皆さんが与えられた環境から何をどの様に学ぶか、その姿勢を見ています。タイ語検定やポー6などのタイ語資格を取得していれば、その能力だけでなく行動(動機・学習・合格の過程すべて)が評価につながりますし、その他アジア諸国への進出に必要な人材としても選ばれる可能性が大いにあります。今の留学期間内でできるだけ多くの経験をして、自己キャリアの強みとして活用してください。



I人脈を広げるチャンス

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バンコクでは、社会人でも驚くくらいに同業・異業種間の交流が盛んに行われています。僕が日本で働いていた時は、同業他社で働く人達との交流はほぼありませんでした。それに比べるとバンコクで働くということは恵まれた環境にあると思います。

 

就職活動をする学生にとって社会人との関わりと言えばOB訪問くらいしか機会がないと思いますが、タイにいる間なら将来就きたい業種で働いている人から、直接話しを聞くチャンスは作れるはずです。まず年明け2017年1月に、大学生と社会人が交流できる夕食会を開いてみようと考えているので興味のある方はぜひ参加してみてください。

 

タイで就職をするという選択

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参加した学生の中で、明確にタイで働きたいという希望がある方はごく少数でした。僕の予想では、日本ほど給料が高くなかったり、将来の想像がつかないことが理由かなと思っていたのですが、実際はタイにどんな仕事があるのかが分からないことが大きな要因のようです。

 

もし留学してタイの文化や雰囲気が好きになったのなら、タイに進出している日本企業やタイの現地企業について調べても良いと思います。日本語のタイ国内ニュースを読んで出てくる企業名を覚えたり、実際にタイで働いている社会人から情報を集めることもできます。もしかしたら、見学させてくれたりインターンとして働ける企業が見つかるかも知れません。

 

どこの国でも同じことが言えますが、タイでの就職にも長所と短所があるので、先ずはいろいろ調べてみることだと思います。僕の個人的な意見では、日本で社会人経験をした後にタイ企業へ転職したキャリアにとても満足していますので、日本から海外というステップアップはお勧めです。

 

最後に・・・

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このフォーラムでは、僕以外に紀伊國屋書店の田畑正志氏からも貴重なお話を伺うことができました。僕のキャリアとは違い、大学卒業後から大手企業一社でキャリアを積み、タイ駐在員となった経験談はとても役に立ったと思います。またこの日参加していただいた皆さん、貴重な時間を有難うございました。これからがスタートです。皆さんが就職した時には一緒にお祝いしましょう!!

 

そして主催者の鈴木さん、浅井さん、佐々木さん、本当にお疲れ様でした。今後もぜひ学生の皆さんのキャリア形成を手助けする場としてフォーラムを継続していただきたいと思います。僕も自分のキャリアの一環として、若い人達の就職活動のお役に少しでも立てた事を嬉しく思っていますし、これからも情報発信を続けたいと思いました。今後とも宜しくお願いします!


佐野勇介